《高血圧症》
高血圧は心血管系の危険因子として最も重要であり、放置すると脳卒中、心臓病、腎障害など心血管系の合併症をきたします。
いったん、合併症をきたしますと生命の危険に及ぶか、それ程重篤でない場合も後遺障害を生じますが、それまでは通常無症状で経過します。
このため日頃から健診などで自分の血圧を知るよう心がけ、高値の場合は、家庭血圧の測定、高血圧の原因診断(本態性か二次性かの区別)、脳、心臓、腎臓、動脈などの臓器障害の評価を行い、現在の病状を正確に把握した上で、治療方針を決定する必要があります。
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